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「10年保証=安心」とは限らない!外壁塗装の適正保証期間とは?
2025年11月16日(日)

ブログをご覧いただきましてありがとうございます。
埼玉県上尾市の外壁塗装・屋根塗装・屋根工事専門店
です!
埼玉県上尾市、伊奈町、桶川市を中心に、地元出身の熱血社長と
サービス精神旺盛なスタッフ一同で、お客様のお家を全力でお守りします!!
熱血社長こと山崎です!
外壁塗装の見積もりを取ると、業者によって保証期間が「5年」「8年」「10年」と大きく違って驚く方は多いです。長ければ長いほど安心に見えますが、実は塗料グレードや施工内容と一致していない「過剰な保証」も存在します。
本当に信頼できる保証期間とは、塗料の耐候性・下地の状態・施工方法に基づいた“根拠のある年数”です。今回のお役立ちコラムでは、外壁塗装の適正な保証期間をわかりやすく解説し、業者選びで後悔しない判断軸を持てるように整理してお話していきます。
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外壁塗装の保証期間が業者で違う理由

まず押さえておきたいのは「保証期間は法律で決まっていない」という点です。つまり業者ごとに判断基準が異なり、その差が保証年数のバラつきにつながっています。
外壁塗装の保証期間が大きく異なるのは、主に次の要因が関係しています。
- 塗料グレードの違い
- 下地の状態
- 施工内容の精度
- 自社保証かメーカー保証か
- 過去のトラブル件数
- 企業としてのリスク管理方針
とくに注意すべきなのは、外壁の状態が悪いのに不自然に長い保証を付けてしまうケースです。耐久性と一致しない保証は、実際の不具合発生時に「対象外扱い」になりやすいため、長ければ安心とは限りません。
「5年保証」「10年保証」の違い
見積もりでよく見る年数ですが、中身の意味を理解しないと誤解しやすい部分です。
5年保証の一般的な意味
- ウレタン系やシリコン低グレードに多い
- 下地があまり良くない住宅でも設定される
- 経年劣化を前提とした現実的な期間
10年保証の一般的な意味
- フッ素やラジカル制御型など耐候性の高い塗料が前提
- 下地補修までしっかり行うことが条件
- 施工精度に自信がある業者のみ設定しやすい
注意したいのは「シリコン塗料なのに10年保証」を提示するケースです。本来の耐候性を上回る保証は、現場の状況を無視した“営業向けの数字”である可能性があります。
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適正な保証期間の目安

適正期間とは「塗料の耐候性×下地の状態×施工精度」で決まります。
- ウレタン防水・塗装
耐久性は3〜5年程度が基準で、耐候性がやや低いため長期保証は向かない。
- シリコン塗料
5〜7年が現実的で、立地条件が良ければ8年も可能。
- ラジカル制御型塗料
7〜10年ほどで現在の主流でバランスの良い耐久性。
- フッ素塗料
10〜12年ほどの耐久性があり、外壁の状態が良好なら長期保証が成立しやすい。
- 無機系塗料
12〜15年で高耐候性だが、下地補修が不十分だと長期保証が成立しない。
保証は塗料名だけで決めるのではなく、「塗料の耐候性」と「外壁の現況」が噛み合っているかが鍵です。
保証と相性の良い塗料の選び方
保証期間を決めるとき、塗料選びは非常に重要です。価格だけで判断してしまうと「保証年数と塗料の性能が合っていない」というミスマッチが起こりやすくなります。ここでは、保証と相性の良い選び方をまとめます。
- 耐候性の高い塗料ほど保証と噛み合いやすい
ラジカル制御型、フッ素、無機系は耐候性が高く、保証期間も長めに設定しやすい特徴があります。
- 下塗り材との相性が重要
外壁材や劣化状況によっては、どんな高級塗料でも下塗りが合わないと密着不良が起きます。下塗りの選定根拠を説明できる業者は信頼性が高いです。
- 付帯部は別で考える
破風板、雨樋、軒天などは外壁より耐久年数が短く、外壁と同じ保証期間にできないことが多いです。ここは「外壁〇年、付帯部〇年」が適正となります。
長すぎる保証が危険な理由
「長い保証=親切」ではなく「長い保証=裏に理由がある」ケースもあります。
長すぎる保証が危険な背景は次の通りです。
- 実際は“塗膜の一部のみ”しか保証していない
- 下地の剥離や構造からの雨漏りは対象外
- 保証条件が厳しく実質的に使えない
- 会社が撤退したら保証が消滅する
- アフターメンテナンスが機能していない
とくに「保証書はあるのにトラブル発生時に動いてくれない」ケースは全国的に多く、保証年数だけで判断すると失敗につながりやすいです。
信頼できる業者が提示する保証の特徴
長さではなく“内容の明確さ”が信頼性の基準になります。
信頼できる業者の保証には、共通して次の特徴があります。
- 保証の対象範囲が具体的に記載されている
- 下地補修内容とリンクしている
- 塗料のメーカー仕様書に沿っている
- アフターチェックの頻度が明記されている
- 外壁材ごとの弱点を理解している
- 「できない部分」を明確に説明する
とくに重要なのは“対象外になる条件”の説明です。ここを曖昧にする業者は避けるべきです。
保証期間に無理がある業者の見分け方
見積もりを比較するとき、次のような特徴がある業者は要注意です。
- 塗料名だけで保証年数を決めている
現地調査をせずに「うちは10年保証です」と言ってしまう業者は根拠が薄い可能性が高いです。
- 下地補修の項目が見積もりに書かれていない
下地補修は保証に直結する作業です。見積もりから抜けている場合、長期保証と整合性が取れません。
- 保証内容が「塗膜剥離のみ」など極端に狭い
実質的に使えない保証である可能性があります。
- 保証書の記載が曖昧
条項が大まか、対象外が不明瞭、点検について触れられていない保証書は危険です。
こうしたポイントを押さえたうえで、保証が実際に機能するためには「工事後のフォロー体制」が欠かせません。そこで重要になるのが、次のアフターメンテナンスです。
アフターメンテナンスと保証の関係

保証は「出したら終わり」ではなく「メンテナンスとセット」で機能します。外壁塗装は、定期的な点検があることで塗膜の異常を早期に発見でき、保証の有効性も高まります。
理想的な点検サイクルは以下です。
- 引き渡し後1年点検
- 3年点検
- 5年点検
- 以降は2〜3年ごと
この点検が実施されている業者は、施工管理や保証の運用レベルが高い傾向にあります。
保証書で必ず確認すべき項目
保証期間だけでは信頼度は判断できません。実際にトラブルが起きたときに機能するのは「保証書の内容そのもの」です。とくに外壁塗装は、外壁材や下地の状態で不具合の出方が変わるため、保証項目の書き方が業者の誠実さを大きく左右します。
見積もり比較の際は次の点を必ずチェックしてください。
- 保証の対象範囲
塗膜剥離のみなのか、膨れや変色も含まれるのか。どこまでが保証対象なのか項目を確認しましょう。
- 対象外になる条件
雨漏りや構造不良など「よくある対象外」が必ず記載されています。ここを丁寧に説明してくれる業者は誠実です。
- 補修の方法と範囲
不具合が起きた場合、部分補修なのか全面補修なのか。材料のランクが落ちることがないかもチェックしてください。
- 保証の開始日
工事完了日からなのか、引き渡し日からなのか。日付が曖昧な保証書は後のトラブルの元になります。
- 点検の有無
点検日程が明記されている保証書は、アフター体制が整った業者である証拠です。
見積もり比較で迷ったときの判断イメージ
外壁塗装の見積もりを3社から取ったとします。A社はシリコン塗料で保証5年、B社は同じシリコンで保証10年、C社はラジカル塗料で保証8年というパターンはよくあります。一見するとB社が一番お得に見えますが、外壁の劣化が進んでいる場合や下地補修の記載が薄い場合は、B社だけが将来の補修リスクを十分に見込めていない可能性があるのです。
塗料グレードと外壁の状態が同じなら、保証期間の差が極端に大きくなることは多くありません。「同じ条件でなぜここだけ年数が長いのか」を冷静に質問することが、業者の考え方を見極める近道です。
適正保証期間を業者に確認する質問例
保証年数に迷ったときは、次のような質問をすると各社のスタンスが見えやすくなります。
- この保証年数の根拠になっている塗料の耐久性や仕様書はありますか
- 外壁の今の劣化状態で本当にその年数まで持つ前提ですか
- 下地補修の内容が変わると保証年数も変わりますか
- 付帯部の保証は外壁と同じですか別ですか
曖昧な答えしか返ってこない場合は、将来のトラブル時にも対応が不透明になりがちです。逆に、保証の条件と限界を正直に説明してくれる業者ほど、長期的な付き合い相手として信頼しやすいと言えます。
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外壁塗装の保証についてよくある質問(FAQ)

外壁塗装の保証は「年数が長いほど良い」と思われがちですが、実際には塗料の性能や下地補修の有無によって適正期間は変わります。ここでは、検討中の方がとくにつまずきやすい疑問をまとめました。業者選びの基準として役立ててください。
Q1:10年保証の業者は安心できますか?
A:塗料グレード・下地補修が十分なら安心材料になりますが、根拠のない10年保証は避けるべきです。
Q2:保証対象はどこまで含まれますか?
A:一般的には塗膜の剥がれや膨れですが、雨漏りや外壁材の内部の不具合は対象外になることが多いです。
Q3:保証書があれば大丈夫ですか?
A:保証書の“内容”が大切で、対象外や条件の項目まで必ず確認する必要があります。
Q4:保証期間が短い業者は信用できない?
A:むしろ適正な年数を提示している可能性が高く、誠実な業者ほど無理な保証を付けません。
Q5:メーカー保証と自社保証は何が違う?
A:メーカー保証は塗料の不具合が対象。自社保証は施工不良が対象です。両方そろうのが理想です。
「10年保証」に惑わされない適正保証選びはブロイにご相談ください

外壁塗装の保証期間は「長ければ安心」ではなく「塗料性能×下地補修×施工精度」と整合しているかどうかがポイントです。同じ10年保証でも、シリコン塗料や下地不良のまま無理に年数だけ伸ばしているケースでは、いざ不具合が出ても“対象外”とされてしまうリスクがあります。
株式会社ブロイ/プロタイムズ上尾店では塗料の仕様書や外壁の現況、下地補修の内容とセットで保証年数を設定し、「なぜこの年数なのか」を分かりやすくご説明したうえでご提案しています。保証書の中身や点検サイクルまで含めて適正な保証を選びたい方は、まずは現地調査とお見積りからお気軽にご相談ください。
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