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屋根カバー工法はやめた方がいい?実際の失敗事例と回避策

屋根カバー工法はやめた方がいい?実際の失敗事例と回避策

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埼玉県上尾市の外壁塗装・屋根塗装・屋根工事専門店

株式会社ブロイ/プロタイムズ上尾店

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埼玉県上尾市、伊奈町、桶川市を中心に、地元出身の熱血社長と

サービス精神旺盛なスタッフ一同で、お客様のお家を全力でお守りします!!

熱血社長こと山崎です!

屋根リフォームでは「カバー工法」も選択肢の1つとして出てきます。既存屋根材の上に、新しい屋根材を重ねる工法です。廃材が少ないため、廃材処分費を抑えられます。既存の屋根材を解体しないため、短工期で済む点もメリットです。

屋根塗装や屋根補修の専門業者も、推奨しているケースが多々見受けられます。ただし、メリットばかりではなくデメリットも存在するため注意してください。

メリットだけではなく、デメリットも把握することで、より住まいに適した屋根リフォームができます。一部悪質業者は「屋根カバー工法が適していないのに推奨する」こともしてくるからです。

カバー工法はすべての古い屋根に適しているとは限りません。向かない屋根もあるため、その点も押さえておくことが重要です。

そこで今回のお役立ちコラムでは、屋根カバー工法のメリットだけではなくデメリットもくわしくお話しします。

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屋根の葺き替えとの違い

屋根の葺き替えとの違い

屋根の葺き替えは「屋根の全交換」です。既存の屋根材をすべて撤去して、新しいものに取り替えます。葺き替えは、屋根の問題をすべて解決できるのです。以下で屋根の葺き替えをしたほうがいい劣化状況を挙げます。

  • ・屋根材のひどい劣化や破損
  • ・雨漏りが何度も起きている
  • ・過去、すでに何度も修理をした
  • ・屋根だけではなく建物の寿命を伸ばしたい
  • ・屋根の耐震性や断熱性を根本的に見直したい

屋根にこのような問題があるなら、葺き替えのほうがいいでしょう。耐久性も向上しますし、屋根が原因の雨漏りも根本的に解決できます。屋根材を遮熱や断熱性能の高いものを選べば、快適性も向上するのです。

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カバー工法はコストパフォーマンスで選ばれる

カバー工法はコストパフォーマンスで選ばれる

葺き替えと比べると、カバー工法は施工費用を抑えられます。30坪前後の戸建てだと、費用相場は約80万円〜150万円です。一方の葺き替えは約60万円〜200万円ですから、明確に費用差があります。

費用以外のメリットは、工事中の騒音やホコリがほとんどないことでしょう。仕方がないこととはいえ、近所迷惑にならなくて済みます。築20〜30年ほどで、下地に致命的な劣化がないなら、採用されることが多い工法です。

カバー工法も選択肢

日本では自然災害による破損からの復旧や、スレート屋根材の改修時期を迎えている状況です。屋根材のリフォームの多くは屋根塗装が一般的でした。

ただ、コストや耐久性、デザイン性を踏まえて、カバー工法を選択するケースも増加傾向です。屋根材メーカーも、カバー工法によりリフォーム需要を高めようと努めているようです。

株式会社 矢野経済研究所 屋根材市場に関する調査を実施(2024年)

将来的なコスト

カバー工法は将来的にどのようなコストがかかるか気になる方もいるでしょう。カバー工法は一度だけの方法で、2度目はありません。次に屋根リフォームをする場合、葺き替えの選択しかないのです。ただ、カバー工法の屋根が劣化した場合、次は、建て替えも視野に入る段階と言えます。

カバー工法で新しい屋根になっても、メンテナンスは不可欠です。定期点検として5年から10年に一度はメンテナンスをしたほうがいいでしょう。その際、補修が必要ならメンテナンス費用もかかります。

破損した屋根材の交換だけなら1万円〜5万円程度です。屋根板金の補修なら3万円〜10万円程度でしょう。ただし、屋根の大規模補修なら約10万円〜30万円程度はかかってもおかしくありません。

また、施工不良や既存屋根の大問題に気づかなかった場合が大変です。カバー工法後、雨漏りが発生すると、補修のために屋根を2枚分はがすことになります。雨漏りの原因調査も困難ですから、費用は大きくなるのです。

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屋根カバー工法のデメリットとは?実際の注意点と失敗リスク

葺き替えと同様に、屋根カバー工法にもデメリットがあります。メリットだけで「カバー工法はいい」と判断するのは危険です。

たとえば重量の問題があります。屋根のように、屋根材が重い屋根はカバー工法ができません。重心が屋根という上方へ偏ると、建物のバランスが悪くなるからです。

形状が複雑な屋根に適用できない

平面が多い形状の屋根なら問題ないのですが、屋根面が複雑に入り組んでいたり、急勾配だったりする屋根にはできません。

天窓や煙突のほか、屋根裏の換気口の数が多いほど、新しい屋根材を設置するのが難しくなります。

無理に施工すると、美観も損ないます。屋根材を加工しなければならず、見た目が不自然な感じになることも多々あるのです。対処できる技術力の高い職人が見つからない問題もあります。

屋根の状態が悪い・破損しているならできない

既存屋根の劣化が進み、下地材自体がはがれたり欠けたりしているようならカバー工法は困難です。

雨漏りが発生しており、屋根の土台となる野地板や垂木が腐食しているならできません。土台が腐食していれば、新しい屋根をきちんと固定できないからです。

他にも、屋根材が大きく反っている、波打っていると、新しい屋根が平らに仕上がりません。凹凸ができると安定して固定できません。

既存屋根の劣化が進んでも気づきにくい

既存屋根が野地板や防水シートなどに問題がある場合、新しい屋根の下で劣化が進む危険性もあります。ただ、新しい屋根があるため、劣化が進行しても気づきにくいのです。

野地板に腐食や雨漏りの原因が残っていても構わず覆うのは問題でしょう。数年後、深刻な雨漏りが起きる危険性もあります。

アスベストの屋根でもカバー工法はできる?

アスベストが含まれたスレート屋根でもカバー工法はできます。ただし、アスベストに関する有資格者による的確な診断が大前提です。

カバー工法は屋根を解体しないため、アスベストの飛散リスクは抑えられます。ただし、屋根の劣化が進んでいるなら要注意です。

アスベストについて適切に診断調査できる専門業者に任せて、カバー工法ができるか適切に判断してください。状態によっては葺き替えのほうがいい場合もあります。

カバー工法は特別な審査が必要?

2025年4月に建築基準法の改正がありました。木造戸建ての大規模リフォームでは、建築確認手続きが必要になったのです。

確認手続きが必要なら、予定が狂うと感じる方もいるでしょう。早くしたのに確認のために遅くなるという問題です。

ただ、2025年4月の改正でも、カバー工法は特別な審査が要りません。葺き替えとともに、大規模リフォームに該当しないからです。

参照:国土交通省木造戸建の大規模なリフォームに関する建築確認手続について

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カバー工法を選ぶ前にチェックしたい失敗事例

カバー工法を選ぶ前にチェックしたい失敗事例

以下、カバー工法を選んだ際のよくある失敗事例をお話しします。

工事後に数年で雨漏り

下地の劣化を見逃したまま施工したことが原因です。野地板や垂木のような構造部材が雨漏りや結露で腐朽しているなら、劣化は進んで雨漏りにつながります

防水シートの施工不良

防水シートが破れている、固定不足なら機能を果たせません。防水機能が低下して、雨漏りが発生します

屋根材が飛散したり、はがれたりした

新しい屋根材の施工不良です。釘やビスできちんと固定されていないため、強風で煽られて吹き飛びます

屋根に凹凸ができて美観が悪い

既存屋根に凹凸があるまま、新しい屋根を重ねた可能性があります。美観だけではなく、浮いた屋根材の隙間から雨や風が入る原因になるのです

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ブロイに相談して後悔しない屋根リフォームを!カバー工法の適否を専門診断

ブロイに相談して後悔しない屋根リフォームを!カバー工法の適否を専門診断

屋根カバー工法は短工期やコスト削減といった魅力がありますが、下地の劣化や屋根形状の問題を見落とすと、数年で雨漏りや美観の崩れといった深刻なトラブルにつながることがあります。

さらに、一度カバー工法を選ぶと次回は葺き替えしか選べないため、長期的な維持コストも見据える必要があります。だからこそ「本当に自宅の屋根に適しているのか」を見極めることが大切です。

株式会社ブロイ/プロタイムズ上尾店では、専門的な診断に基づき、カバー工法・葺き替え・屋根塗装の中から最適な方法をご提案します。大切な住まいを守る第一歩は、信頼できる業者への相談から始まります。

ぜひお気軽に、お問い合わせフォームからのお問い合わせ、メールでのご相談、電話でのご連絡、ショールームへのご来店をお待ちしております。

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