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カバー工法後悔しないための3分チェック──焦らず選ぶ重ね葺きの真実
2025年06月13日(金)
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埼玉県上尾市の外壁塗装・屋根塗装・屋根工事専門店
です!
埼玉県上尾市、伊奈町、桶川市を中心に、地元出身の熱血社長と
サービス精神旺盛なスタッフ一同で、お客様のお家を全力でお守りします!!
熱血社長こと山崎です!
スレート屋根の劣化が進みすぎると、屋根塗装や少々の修繕では対処できない場合も出てきます。そうなると、葺き替えとカバー工法のどちらかが選択肢に入って来るのです。
スレート屋根に限らず、屋根は住まい全体を守るために重要な役割を持っています。屋根塗装より、葺き替えやカバー工法は確かに金額が高くなるかもしれません。また、葺き替えとカバー工法でも施工費には差があります。
葺き替えとカバー工法の選択について、費用の安さばかりに気を取られていると思わぬ失敗につながるのです。葺き替えもカバー工法も、住まいの状況について適切な判断と選択が求められます。そのためには、両方の工法に関する知識を持っておいたほうがいいでしょう。
そこで今回のお役立ちコラムでは、スレート屋根に関して、カバー工法と葺き替えを比較してどちらがいいのか?その点を中心に掘り下げてくわしくお話しします。
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葺き替えとカバー工法(重ね葺き)の違いについてよりくわしく理解
葺き替えとカバー工法は、両方とも屋根が劣化したときの対処法として有効です。ただ、どのような工法か明確に理解していなければ、不安ですし施工後に後悔することになります。
葺き替えは屋根を全交換する工法です。屋根の表面部分だけではなく、下地となる野地板や防水シートまで、古いものは撤去して新しいものにします。必要に応じて下地も補修するのです。葺き替えはスレート屋根だけではなく、ほとんどの屋根の種類に対応できます。
一方のカバー工法は重ね葺きとも呼ばれる工法です。劣化した既存の屋根材は撤去しません。既存の屋根を残したまま、新しい屋根材を重ねることから、カバー工法(重ね葺き)と呼ばれています。
重ね葺きは葺き替えとは異なり、屋根材によってできる・できないがあるのです。スレート屋根や金属屋根はできますが、瓦屋根は基本的にできません。理由は耐震性の問題です。
瓦屋根でカバー工法をした場合、重心が屋根の方に偏ります。屋根が住まいの上方にあると、建物全体の安定感に問題が出てくるのです。重心は建物の下方にあったほうが安定します。
地震が発生した場合、重心が上方にあると問題です。激しい揺れが生じることで倒壊の危険性は高まります。そのため、重さのある瓦屋根の葺き替えは推奨されていないのです。
最初に知っておきたい!カバー工法の「思わぬ盲点」
カバー工法はスレート屋根やガルバリウム鋼板やトタンのような屋根が劣化した場合、選択肢に入る工法です。
ただし、重量の問題以外にもさまざまな問題があります。以下で、カバー工法を選ぶ際、盲点になりやすい問題点をくわしくお話しします。
見えない下地劣化がそのまま放置されるリスク
カバー工法は劣化が進んだ既存の屋根材を撤去しません。そのまま上から新しい屋根材を被せます。カバー工法には、重ね葺きにはないメリットが多数あるのです。
たとえば、既存屋根を撤去しなくてもいいわけですから、工期も短くて済みます。下地補修も不要ですし、費用についても葺き替えより抑えられるのです。
ただし、下地補修が不要という点に注意してください。屋根材の下には屋根の基礎とも言うべき野地板が設置されています。屋根材が破損しても、すぐに雨水が建物内部に侵入してこないように、防水シートも敷かれています。
カバー工法では、劣化していてもそのまま使用するのです。新しい屋根材の下で劣化が進む危険性もあります。すでに雨漏りが一度でも発生していた屋根は要注意です。野地板や梁などが水分を大量に含んでいると、湿度も高い状態になります。カバー工法をしても、見えない部分で腐食が進行する危険性もあるのです。
ガルバリウム鋼板やトタンのような金属屋根の場合、サビが問題になります。残っていたサビが新しい屋根材の下で広がる危険性もあるのです。雨漏りだけではなく、屋根の沈下のような大問題に発展するリスクがあります。
適切に施工されていないと通気性・断熱性に問題が生じる
カバー工法で注意したいのは、適切な施工をしないと通気性や断熱性が確保できない問題です。屋根に新しい屋根を重ねるわけですから、適切な施工をすれば断熱性能は高まります。
メリットではありますが、大前提として「適切な施工」が必要です。そのためカバー工法には、施工業者に高い技術力が求められます。とくに通気層の問題は深刻なトラブルになりがちです。
通気層を備えないと建物内部に湿気がこもりやすくなります。建物内部の湿度が高まると、カビや結露が発生しやすくなるのです。カビはカビアレルギーやシックハウス症候群のような健康被害をもたらします。
夏場は室温も上昇しますから、冷房効率も悪化するのです。快適性は損なわれますし、夏場は冷房を全力で稼働しなければなりません。当然、電気代が高騰しやすくなります。
参照:国土交通省 科学的根拠に基づくシックハウス症候群に関する相談マニュアル(改訂新版)
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「撤去なし=お得」という思い込みに注意
カバー工法では、既存の屋根材を撤去しなくてもいいですから、費用も葺き替えより抑えられます。ただし、施工業者は、適切な施工ができるだけの専門知識と技術力は必要です。
既存の屋根材について、劣化が非常に進んでいれば時間の経過で思わぬ大きなトラブルに発展しかねません。新しい屋根も設置されていますから、簡単に補修できないのも問題です。最終的に葺き替えより高額な修繕費がかかる場合もあります。
短期的にはお得だとしても、長期的な視点だと損をする可能性があるのです。もちろん、適切な施工やアドバイスができる施工業者なら、リスクも把握できます。既存の屋根に問題があるなら、事前に指摘してくれるはずです。問題は専門知識や技術力、経験も不足している施工業者でしょう。
リスクもあるため、簡単にカバー工法を選ばないようにするのがポイントです。費用のことは重要ですが、施工後、長期的な視点でも慎重な判断が求められます。
なぜ比較が必要→カバー工法と葺き替えの違いは工法の目的と適正条件が異なるから
改めてカバー工法と葺き替えの違いについて、押さえておきたいポイントをくわしくお話しします。
葺き替えは既存の屋根材をすべて撤去し、下地の状態を確認・補修したうえで新しい屋根材を施工します。劣化が深刻となっており、根本的な問題解決をしたいなら、葺き替えを選んだほうがいいでしょう。
カバー工法も多くの問題を解決する方法です。ただし、あくまで一時的な延命措置と考えてもいいかもしれません。基本的に屋根材の劣化が深刻化しているなら、カバー工法は適していないのです。
築年数が浅く、比較的に下地の状態が良好なら、カバー工法は選択肢になると考えてください。スレート屋根にひび割れが広範囲にあり、築年数も長ければカバー工法より葺き替えのほうがいいでしょう。
「見た目の仕上がり」は同じでも中身が違う
外から見ればカバー工法でも、葺き替えと同様に屋根が一新できているように見えるかもしれません。ただ、カバー工法の場合、あくまで表面がキレイになっただけという考え方もできます。見た目だけではなく、耐久性や機能性なども含めて考えることが、後悔しないためのポイントになるのです。
葺き替えの場合、下地から新しくできます。屋根全体の寿命も伸びることになるのです。将来的なトラブルも回避しやすくなるでしょう。カバー工法は、屋根が二重構造になります。問題が発生した場合、撤去や施工も難しくなり手間もかかるのです。費用が高くついてもおかしくありません。
費用から見た葺き替えVSカバー工法
葺き替えとカバー工法の費用面からのポイントを、さらにくわしく掘り下げてお話しします。
葺き替えの場合、一般的な費用目安は約200万円までです。カバー工法は150万円までとなります。葺き替えもカバー工法も極端に安くても、50万円以上はかかる施工です。また、施工業者によっては、カバー工法でも200万円以上かかる場合もあります。
費用だけ見るとカバー工法のほうが安い傾向にあります。ただし、耐用年数や下地トラブルのリスクも考えなければなりません。葺き替えならすべて一新できるわけですから、耐用年数は劣化した状態の屋根よりも確実に伸びます。
一方カバー工法では、下地トラブルの発生リスクがあるのです。約10年〜15年で再工事が必要になることも出てくるかもしれません。初期費用だけで見ると後悔する可能性もあるのです。
定期的なメンテナンスも踏まえて費用を考える
葺き替え自体は高額になりがちですが、スレート屋根の場合、耐用年数は10年〜20年が見込めます。定期的なメンテナンスをすれば、さらに伸びる可能性もあるのです。
カバー工法でも10年〜15年で再施工や大規模修繕が必要になる場合も出てきます。トータルコストを考えるなら、葺き替えのほうがコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
葺き替えとカバー工法の後悔しないためのチェックポイント
葺き替えとカバー工法の選択で後悔しないために、チェックポイントで適切な判断ができるようにしてみてください。
葺き替えの判断チェックポイント
- 築年数20年以上で屋根補修をしていない
- 下地の腐食や雨漏りが発生している
- 屋根の形状や勾配が複雑
- 瓦屋根
- 耐震性を重視
カバー工法の判断チェックポイント
- とにかく現時点での修繕費用を安くしたい
- 小さなヒビや割れ程度の劣化
- 断熱性や遮音性を高めたい(適切な施工が大前提)
- 工期を短くしたい
ブロイに相談すれば「後悔しない屋根リフォーム」の答えが見つかる
屋根リフォームの判断は、住まいの寿命や将来のコストに大きく影響します。とくにスレート屋根のカバー工法や葺き替えは「費用が安いから」「工事が早いから」といった理由だけで決めてしまうと、思わぬトラブルや追加費用に悩まされることも。
カバー工法は下地劣化や通気性など、見えない部分のリスクもあるため、住まいの状態や築年数によって最適な方法は異なります。
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フォーム・メール・お電話でのご相談はもちろん、実際の屋根材サンプルや施工事例を見ていただけるショールームもご用意。後悔しない屋根リフォームをしたい方は、まずはお気軽に株式会社ブロイ/プロタイムズ上尾店へお問い合わせください。
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